模擬月面ローバプロジェクト報告                    「〜JAXAの宇宙探査フィールドにて試験しました」

DAY1レポート

11月21日(月)。前回お伝えした模擬月面ローバープロジェクトでローバーがついに形になりました!ローバーは2台あり、1台がクラークNEXT東京で開発し、もう1台が福岡キャンパスで開発しました。形ができたローバーをついにJAXAの宇宙探査フィールド(JA XA相模原キャンパス)で走らせる日となりました。

この日は今まで作ってきたローバーを実際に宇宙探査フィールドで走らせます。

JAXAの宇宙探査フィールドは、世界有数の広さを誇る模擬月面です。また、砂を均一に整えるために「硅砂」を使っていることが特徴です。

硅砂の山はサラサラとしており、物体が沈みやすいです。なので今回の二つのローバー、NEXTローバーと福岡ローバーは沈みにくくするような対策が重要視されます。

最初はローバーが重すぎて沈み、少しもモーター(車輪)が動かない状態でした。ですが、少しずつ少しずの改善、改良の試行錯誤を繰り返し、少しずつ少しずつ結果が変わってきています。ですが未だ沈み改善の糸口が見えず、時間もない中、模擬月面ローバーチームはほんの少しの希望、確率、成功のきっかけを見つけるべく勤しんでいます。ぜひ成功させてほしいですね。

明日はいよいよ模擬月面ローバープロジェクトのミッション本番です。

模擬月面に対してどのような対策を講じてローバーが前進するように改善できるのか、また前進させるために残された限りある時間の中でどのようになっていくのか乞うご期待です。  

模擬月面ローバプロジェクト広報担当 海野 志帆

DAY2レポート

11月21日(火)。前日の1日目では砂が細かくてタイヤが空転(スタック)してしまい、前進することができませんでした。なので、お世話になったJAXAの方にも簡単なアドバイスを頂き、タイヤがスタックしないようにキャタピラを用意して試験を行いました。ほんの数センチのみ前進しましたが、メンバーの努力も虚しくそれ以上は砂を巻き上げてローバーが前進することができませんでした。そして、無念のうちに終了の時刻となってしまいました。

ですが、宇宙開発は失敗をしてもそこから学んで次に活かすことが大切です。そのために、今回のことをとても詳しくレポートにまとめたいと思います。

お知らせ:今回のプロジェクトでは、模擬月面ローバーの広報用HPを作成中です。そのHPでは、この2日間の走行試験やプロジェクト全体の事をもっと詳しく発信していきます。HPを公開したら、このNEWS欄にお知らせを載せるのでぜひ御覧ください!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

目次
閉じる